NURUMEのススメ

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【2017年】今年見た映画のススメ

2017年に見た映画について、オススメします。

NURUMEのオススメ度は以下の意味合いです。

三つ星☆☆☆ 複数回見る価値がある卓越した映画
二つ星☆☆  一度は見るべき価値がある素晴らしい映画
一つ星☆   見ても損は無い映画

目次

三つ星映画☆☆☆ 

1.ゆきゆきて神軍

NURUMEのオススメ度:☆☆☆

ユーロスペースの学生企画「映画と天皇」で上映された内の1作品。原一男監督による奥崎謙三ドキュメンタリー。元日本軍兵士である奥崎謙三が、戦後の日本で時効となった戦地での犯罪行為を当時の上官達に追求していくさまを撮った映画。2017年にこの映画を初見でみたとしたら度肝を抜かれること間違い無し。画面の中でいきなり奥崎謙三が元上官に殴りかかったり、その後も普通に元上官との話し合いが続いたり、人肉を食いまくった話になったりと、戦争という暴力的で飢餓的な世界を現実に生き抜いた人々の生々しくも、これは本当に現実にあったことなのか、脚本ではないのかと思いたくなるような当時の現実が見ているものに突きつけられる。見たことない人はすぐにみるべき作品。

あらすじ

ゆきゆきて、神軍』(ゆきゆきて、しんぐん)は、1987年公開の日本映画。奥崎謙三の姿を描いたドキュメンタリーである。日本国内外で多くの賞を受賞した。今村昌平企画、原一男監督。奥崎謙三は、かつて自らが所属した独立工兵隊第36連隊のウェワク残留隊で、隊長による部下射殺事件があったことを知り、殺害された二人の兵士の親族とともに、処刑に関与したとされる元隊員たちを訪ねて真相を追い求める。元隊員たちは容易に口を開かないが、奥崎は時に暴力をふるいながら証言を引き出し、ある元上官が処刑命令を下したと結論づける。

キャッチコピーは「知らぬ存ぜぬは許しません」。(Wikipediaより引用)  

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2.機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

NURUMEのオススメ度:☆☆☆

庵野秀明が「逆襲のシャア 友の会」って本を出したくらいの素晴らしい作品。ガンダムを終わらせるにはこれしか無いって感じの完璧な終焉。庵野秀明が新劇EVAを終わらせるなら、ナウシカにするしかないと各方面から言われているが、僕としては庵野秀明は新劇EVAの終わりは逆襲のシャアにするんじゃないかなと思う。

あらすじ

本作は『機動戦士ガンダム』から14年後、宇宙世紀0093年の第二次ネオ・ジオン抗争[1]を描いている。一連のシリーズで因縁のライバル同士であったアムロ・レイシャア・アズナブルの戦いにピリオドが打たれ、劇場版『機動戦士ガンダム』シリーズの完結編とされている。

公開時のキャッチコピーは「宇宙世紀0093 君はいま、終局の涙を見る…」。(Wikipediaより引用)  

 

3.リップヴァンウィンクルの花嫁

 

NURUMEのオススメ度:☆☆☆
 はい、出ました!岩井俊二の才能は枯れてなかったーーー!ってことですね。おすすめ。 

 

 

二つ星映画☆☆

1.ティファニーで朝食を

NURUMEのオススメ度:☆☆

オードリー・ヘップバーン主演の名作。劇中歌の「ムーンリバー」がとってもいい曲で、アカデミー賞主題歌賞を受賞している。僕が一番好きなシーンはラストのタクシーの中でのシーン。オードリーの恋人約のジョージ・ペパードがオードリーに向かって本当のことを突きつける。1961年公開。

「自分の何が間違ってるのか、わかってるんだろ?君がたとえ、ミス誰であろうと?!!君は臆病者で、意気地なしなんだ。アゴ突き出して、『そうね、人生は現実だものね』って言うのが、怖いんだ。人は皆、恋に落ちるんだ。人は皆、お互いのモノになっていくんだ。なぜって、それこそが、本当の幸せを掴むために、誰もが手にした、唯一のチャンスだからだよ。君は、自分のことを、自由気ままで、破天荒なのよって言って、誰かに檻に押し込められるのを、ビビってるんだ。でもね、既に、君は、その檻の中にいるのさ。君は、自分で、その檻を作ったんだ。 そして、その檻は、西のテキサスのチューリップ畑にある訳でも、東の南米のソマリランドにある訳でもないんだ。 君が行く処、すべてだよ!!だって君は、何処を走ってようと、いつも最後には、自分の檻に逃げ帰ってしまうんだからね・・・。ほら、こんなのもの、僕は、何か月も持ち歩いてたんだ・・・。僕にはもう、必要ないね・・・。」(映画「ティファニーで朝食を」より引用)

余談だが、ユニオシという日系人が登場し、背が低く、出っ歯、メガネという典型的な人種差別的な描写となっており、演じたミッキー・ルーニーは生涯批判され続けた。

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2.時計じかけのオレンジ

NURUMEのオススメ度:☆☆

スタンリー・キューブリック監督の傑作。原作は1962年発売のイギリスの小説家アンソニー・バージェスによるディストピア小説。没落した英国に充満する若者の不満、不安、怒りとその責任を若者に押し付ける全体主義的な国家(大人たち)を描いている。希望を失った若者が欲望に溺れ、大人に翻弄された挙句、結局なんにも解決せずに、社会の問題は横たわったままという風刺的作品。作中ではスラングが多用され、日本語字幕でもスラングのままカタカナに訳されているだけなので、読解力がないと見てられない。僕は超暴力(ウルトラバイオレンス)の訳が好きです。

余談だが、日本橋ヨヲコ作品の極東学園天国では、主人公のアレックスが「雨に唄えば」を口ずさみながら老人を蹴るシーンのオマージュが描かれいる。

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3.SENNA

NURUMEのオススメ度:☆☆

今は亡きアイルトン・セナを題材にした作品。当時の日本はマクラーレン・ホンダでのセナの活躍もあり、セナは日本においても絶大な人気があった。アイルトン・セナのサーキットでの死はセンセーショナルであり、ドラマティックでもあった。彼の訃報を聞いて、世界中のF1ファンが深い悲しみに暮れた。当時F1中継をしていた日本のフジテレビの映像も多く使われており、センシティブなセナの葛藤、悩み、悲しみ、そしてF1を走る喜びが画面を通じてありありと伝わってくる本当の良作と言える。

あらすじ

かつてのF1の名ドライバー、アイルトン・セナの生誕50年を記念して、慈善団体である「アイルトン・セナ財団」の公認を得て製作された。
セナの誕生からレーサーとしてのデビュー、F1で3度のワールドチャンピオンに輝くも1994年のサンマリノグランプリにおいて事故死するまでの彼の生涯を、肉親・関係者の証言や秘蔵映像などで振り返る。(Wikipediaより引用)   

 

4.日本のいちばん長い日

NURUMEのオススメ度:☆☆

ユーロスペースの学生企画「映画と天皇」で上映された内の1作品。庵野秀明監督の「シン・ゴジラ」が「日本のいちばん長い日」の手法を取り入れているということで、シン・ゴジラファンの自分も見ることになった作品。シン・ゴジラが好きなら必見です。

あらすじ

昭和20年8月6日と9日に原爆投下、8日にはソ連参戦と、追い詰められた日本はついにポツダム宣言の受諾を決定した。しかし、あくまでも徹底抗戦を叫ぶ一部の軍人たちは、8月15日正午に流される玉音放送を阻止すべくクーデターを計画。かくして終戦までの24時間、日本のいちばん長い日の幕が開ける!大宅壮一のノンフィクションを原作に、戦中派のシネマアルチザン岡本喜八監督が腹をくくった骨太の演出で迫る東宝戦記大作「8・15シリーズ」の第1作。あえて民間人を登場させず、お偉方たちの右往左往を描くことで、戦争の愚かさ滑稽さを濃密に醸し出される驚異。三船敏郎をはじめとするオールスター・キャストの熱演、誇り高きスタッフワークに支えられながら繰り広げられる2時間半余の上映時間、そしてラストでは岡本監督が真に訴えたかったテーマが荘厳に奏でられていく。もはや戦争映画の枠など優に越し、日本映画の底力をとことん見せつける傑作中の傑作である。(Amazonより引用)    

日本のいちばん長い日
 

 

一つ星映画☆

1.MAD MAX

NURUMEのオススメ度:☆

2015年に公開されて話題になった「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の最初の作品。メル・ギブソン出世作。シャレオツ暴走族を凶悪警官がぶちのめすバイオレンス映画。メル・ギブソン演じる警官マックスの車がオートマというダサさ。一方、暴走族のヘッドであるトーカッターのバイク・カワサキZ1000がめちゃくちゃイカす作品。オーストラリア映画。1979年公開。

あらすじ

時は近未来、凶悪な暴走族による暴行や殺りくが横行していた。相棒の殉職をきっかけにして、愛する妻子のために、危険極まりない警察の仕事を辞める決意をしたマックス。しかし、その後妻子は暴走族になぶり殺しにされてしまう。復しゅうの狼と化した彼は、対暴走族追跡専用パトカー「インターセプター」を駆って、孤独な闘いをしかけていく。(Amazonより引用) 

マッドマックス(字幕版)
 

 

2.メリーに首ったけ

NURUMEのオススメ度:☆

キャメロン・ディアスがかわいいだけ、、、、、、の作品ではない。とにかくシモネタが満載で、TEDに負けず劣らず下品な作品に仕上がっている。また、障害者ネタ等のブラックジョークも多く、キャメロン・ディアスをかわいいってだけの視点では見てられない。女の子ウケはあんまりよくないかも(デート映画としてはNGかもだけど、女同士で見るにははオススメ)1998年公開。

  

 

3.風の谷のナウシカ

NURUMEのオススメ度:☆

宮﨑駿監督作品。未完の傑作。漫画版の2巻途中までの物語を描いている。なお、漫画版は全7巻あり、映画では描ききれなかった宮﨑駿の思いが存分に書き記されているので必見である。また、巨神兵のシーンを庵野秀明が手掛けたことでも有名。庵野秀明エヴァンゲリオン新劇場版:破の冒頭で「巨神兵東京に現わる」を作成するなど、風の谷のナウシカへの思い入れが強く、風の谷のナウシカを原作に映画を作りたいと語っている。1984年公開。

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4.ダ・ヴィンチ・コード

NURUMEのオススメ度:☆

ローマカトリック教会の暗部に挑んだ挑発的作品。小説版を読んでいないくても、キリスト教の知識が多少あれば十分楽しめる良作。 

 

5.紅の豚

NURUMEのオススメ度:☆

宮﨑駿監督作品。庵野秀明が『宮さんの最近の作品は「全裸の振りして、お前、パンツ履いてるじゃないか!」という感じが、もうキライでキライで。「その最後の一枚をお前は脱げよ!」というのがあるんですよ」』と、『逆襲のシャア 友の会』の中で批判していることで有名な作品。いわゆる「ぱんつ半脱ぎ」作品。自分は宮﨑駿作品の中ではTOP3に入る良作だと思うけどね。 

紅の豚 [Blu-ray]

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6.二百三高地

NURUMEのオススメ度:☆

『乃木大将と日露戦争』を題材にした東映渾身の戦争映画。本作は大ヒットを飛ばし、他社も巻き込んだ戦争映画ブームの火付け役となった。役者がとにかくGOODな作品。見て損はない。 

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7.大日本帝国

NURUMEのオススメ度:☆

二百三高地』の大ヒットを受けて製作された東映配給の戦争映画。さらに続いて製作された『日本海大海戦 海ゆかば』を加えて、東映の、同監督・同脚本による、戦史映画三部作となる。残酷な戦場で一人凛と輝く夏目雅子の美しさが際立った作品。日本の戦争映画を語る上で抑えておきたい作品の一つ。 

大日本帝国

大日本帝国

 

   

8.打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(アニメ版) 

NURUMEのオススメ度:☆
 僕の大好きな岩井俊二監督作品のアニメ版リメイク。アニメファンと岩井俊二ファンは親和性が少しはあるかと思っていたのだが、思いの外、混ざり合うことがなくて、あらたなムーブメントを起こすことはなかった。目新しくは無いが、岩井俊二ファンは見てもいいかもね。 

 

9.バトルロワイヤル 

NURUMEのオススメ度:☆
 「たけし!たけし!たけし!」な本作。たけしが役を演じた「坂持金発」は、原作ではメチャメチャクズで適役として素晴らしかったが、映画版ではたけしがまるだしで、いいヤクザ感がすごい出ちゃってる。まあ、それがいいだけど。ちなみに、劇中のVTRで懐かしのみやむー宮村優子)が出演しているのも必見です。 

バトル・ロワイアル

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10.そして父になる 

NURUMEのオススメ度:☆
 福山雅治の芝居が臭くない本作。血の繋がらない親子は偽物の親子なのか、見ている僕にはわかりませんでした。そもそも夫婦だって血がつながってないし、家族になるのに血の繋がりが必要かな、などと考えました。「そして親になる」じゃないところにフェミニストがイチャモンつけそうだなーとも思ったり。 

そして父になる

そして父になる

 

 

11.愛のむきだし

NURUMEのオススメ度:☆
 園子温監督作品。はじめはコメディだと思ってなかったから、見てみてびっくり。パンツ、パンツ、パンツな作品。 

愛のむきだし

愛のむきだし

 

 

12.太陽

 NURUMEのオススメ度:☆
 ユーロスペースの学生企画「映画と天皇」で上映された内の1作品。アレクサンドル・ソクーロフ監督作品。現在は日本での上映ライセンスが切れているために、日大の学生がイギリスの配給会社と交渉して特別上映された。イッセー尾形が演じる昭和天皇が嘘か本当かは分からないがリアリティーがあって興味深かった。日本人では天皇を客観的に描くことが難しいと思われるので、外国人から見た昭和天皇というものを見るだけも価値がある。 

太陽 [DVD]

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星なし映画

 

パッチギ!

 井筒和幸監督作品。沢尻エリカがまだ可愛いことこの上ない。また、現在は○○な事情により芸能界から干されている宮崎あおいの元夫である「高岡蒼佑」の有志が見れる作品でもある。おすすめはしない。

この世界の片隅に

 クラウドファンディングを通じて資金調達し、作成されたことで有名な作品。2016年を代表する作品の一つ。戦争中の日常生活を中心に描いたことが、これまでの戦争映画とは異なる。残念ながら私にはそこまでハマらなかった。

20世紀ノスタルジー

 広末涼子主演のスーパーイカれ映画。「ニューロン・シティー・カガヤキー!ニューロン・シティー・マタタキー!エーテルエーテル体バチバチー!」のセリフが頭脳の奥底まで突き刺さる。当時のアイドルファンがこれを見て理解できたとは到底思えない。決しておすすめはしないが、アマゾンプライムビデオに加入している方で、電波耐性のある人は見てもいいかも。

セーラームーンR

  「月野うさぎなんてどうでもいいの。ホモが見たいの、ホモがね!」という終始ホモ的な展開を見せる本作品。カヲル君並に小学生女児にトラウマを植え付けたかもしれない本作。ホモ作品に理解がある大人が見る分にはいいかも。

MASH

  朝鮮戦争中の軍医によりちょっとブラックなコメディ。戦地での身も蓋もないくだらないが人間味に溢れた従軍生活が描かれている。戦地での日常系映画を見たいならいいかもです。

ガンダムF91

 うーん。鉄仮面がキャラとしてダメすぎるよね。まあ、シャアがいる以上無理なんだけどな。

スクープ

 福山雅治の臭い方の映画。脚本的にも中途半端で、あんまりおすすめ出来ない。福山雅治ファンなら見てもいいかも。