【2017年J2第1節|採点&寸評】名古屋グランパスvsファジアーノ岡山
2017年2月26日14:00にキックオフされたJ2第1節名古屋グランパスvsファジアーノ岡山戦の採点&寸評を書きます。
名古屋グランパスの開幕戦のフォーメーションは3-4-2-1でした。対戦相手のファジアーノ岡山も3-4-2-1だったので、ミラーゲームとなりました。結果は2-0で名古屋グランパスの勝利となりました。
スタメン
GK 1 楢崎正剛(6.0)
→ベテランらしい危なげないプレーを見せた。被枠内シュートは1本だけだったので、ほとんど見せ場はなかった。
DF 27 杉森考起(6.0)
→右WGとして出場。ボールを積極的に受けて散らす場面が印象的だった。風間サッカーとの相性は良さそうなので、今後もスタメンが続きそう。90分間プレイの質を維持できるスタミナを付けて欲しい。
DF 15 宮原和也(5.5)
→右CBとして出場。ボランチも出来る選手であるため、ボール回しが巧みで、風間サッカーならではのCBと言える。今日は慎重にプレイしていたと思われるが、もっと積極的に組み立てに参加して欲しい存在。
DF 3 櫛引一紀(6.5)
→中央CBとして出場。ディフェンス面では、圧倒的な存在感を発揮した。また、相手からボールを奪いそのままクロスをあげて、永井龍のゴールをアシストも記録するなどスペシャルな出来だった。守備の要としディフェンス陣を引っ張る存在になりそう。
DF 39 内田健太(5.5)
→左CBとして出場。攻撃に特徴がある選手で時折オーバーラップやドリブルも見せた。風間監督から評価が高いとの報道があるので、今後もスタメンで出場すると思われる。
MF 28 玉田圭司(5.5)
→2シャドーの一角として出場。3年ぶりの瑞穂スタジアムは玉田コールで湧いた。プレーでは中盤のゲームメイクに参加してリズムをもたらすなど、マルチな働きを見せた。後半からシモビッチに交代したがシモビッチの方が良かった訳でもないので、今後も出場機会はありそう。
MF 21 八反田康平(5.5)
→ボランチとして出場。開幕戦は緊張感のある試合となったが、そつなく役割をこなした。流石は風間チルドレンといったところか。今後は田口泰士が復帰してきたときに、ボランチのスタメンを争う存在になりそう。
MF 17 小林裕紀(6.0)
→ボランチとして出場。攻守のバランサーとして機能した。攻撃の組み立て時にはCBの間に入ってプレイするなど、さまざまな役割を果たした。田口の相方候補。
MF 29 和泉竜司(6.5)
→左WGとして出場。イエローカードをもらった後も、危ないくらい積極的に守備を行い、相手のスキをついてボールを奪取すると、そのままドリブル&パスで永井龍の2得点目をアシストした。トップ下も出来るなど、風間監督の求めるポリバレントな選手なので、今後もスタメン起用は濃厚。
FW 38 永井龍(7.0)
→1TOPとして出場。2得点を叩き出し、開幕戦のスターとなった。シモビッチが1TOPの第一候補かと思われていたが、永井龍は今日の活躍でレギュラーを確約されたかもしれない。
FW 11 佐藤寿人(6.5)
→決定機を3回外すなどらしくない出来ではあったが、キャプテンとしてチームを引っ張った。34才とベテランではあるが、J2でもゴールを量産しそうな予感がプンプンする。
控え
GK 18 渋谷飛翔
→出場なしのため評価なし。
DF 5 大武峻
→出場なしのため評価なし。
MF 23 青木亮太(5.0)
→後半20分に杉森考起と交代で出場した。杉森考起のスタメンを脅かすほどの活躍はできなかった。ドリブルを得意とし、自分でしかけることの出来る選手なので今後に期待したい。
MF 8 ワシントン
→出場なしのため評価なし。
FW 10 フェリペ・ガルシア
→出場なしのため評価なし。
FW 19 押谷祐樹(5.0)
→後半37分に佐藤寿人と交代で出場した。右WGのポジションを与えられた。岡山のサポーターからブーイングされた影響かどうかは分からないが、やや消極的なプレイが見られた。少々強引でもゴールを目指すプレイがみたいところ。
FW 9 シモビッチ(5.0)
→後半から玉田圭司に代わって出場した。交代後はシモビッチが1TOPとなり、佐藤寿人と永井龍が2シャドーとなった。正直風間サッカーとは、まだマッチしてない印象だった。風間監督がシモビッチのどのようなタスクを与えて出場させていたかが不明だが、周りとのコンビネーションを期待していたのなら、本日はあまりうまく行かなかったと言える。
監督
風間八宏(6.0)
→名古屋グランパス史上はじめてのJ2開幕戦という難しい試合をものにした。岡山は決して弱い相手ではなかったので、相当に難しい試合となりそうだったが、独特のスタメン選考で勝利をもたらした。風間監督は選手交代がそんなに上手くないと言われてしまうこともあるが、今回の選手交代もやや独特で本当に効果的なのか理解が難しかった。風間監督の交代術を理解するには結果論だけではなく、彼のロジックを理解する必要があるだろう。