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シャンパンカーヴ(酒蔵)巡りのススメ

2015年にフランスのシャンパーニュ地方に旅行して、シャンパンカーヴ(酒蔵)巡りをしたので、おすすめのカーブを紹介します。

目次

1.シャンパーニュ地方とは?

フランスのパリの東部に位置する地方。北方の北海商業圏と南の地中海商業圏を結ぶ遠隔地貿易の商業ルートに位置し、カペー朝の時代の12~13世紀に「シャンパーニュの大市」といわれる定期市が開かれて繁栄した。中心地はランス。6つの町でそれぞれ7週間ずつ、毎年定期市が開かれ、フランドルの毛織物、フランスのブドウ酒、イタリアの絹織物、ドイツの亜麻布、東方からの香辛料などが取り引きされた。14世紀以降は、北イタリアとフランドルやイギリスを直接結ぶ航路が発達したことと、百年戦争(1339~1453年)によってうけた打撃によって衰退した。(世界史の窓より引用)

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2.おすすめのカーヴ

①Pommery(ポメリー)

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とにかくでかいカーヴ。お城の地下に巨大な洞窟が掘られていて、こそにシャンパンが貯蔵されています。

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建物に入るとエミール・ガレが制作した巨大な木樽が客人を出迎える。この樽には10万人分のシャンパーニュが入るそうな。f:id:NURUME:20170206153406j:plain

ツアーで地下に降りていくと、巨大な空間が広がっている。戦前につかっていた保存庫を案内されました。「KYOTO」の文字もあり、昔から日本と取引があったことがうかがえて面白かったです。

最後のシャンパンの試飲をしてツアーは終わりです。私は「Cuvée Louise 1991」は飲んだことがあったので、一番安価な「Brut Royal」を飲んでみたのですがピノ・ノワールよりはシャルドネが表に出ていてスッキリと飲みやすく、どんな料理にも合いそうで、私の好みの一本でした。

②TAITTINGER(テタンジェ)

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テタンジェはお城ってよりは、ポメリーとくらべると古い建物って感じの佇まい。しかし、カーブのデカさとシャンパンの味は間違いないです。この後も小さなカーヴをいくつも巡ることになるのですが、ここで見せられたビデオを何回も見るハメになるとは思ってなかった。ビデオをみんなで作って使いまわしているのね。

③G.M.Mumm(マム)

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巨大な城。外観は、やや近代的な感じがしました。

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地下はめちゃくちゃ広くて、車両が走れるようになってます。

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最後は試飲ですね。まあ、いつもどおりのマム。美味しいです。

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驚きなのはこのお値段。「CordonRouge」がたったの25ユーロです。メチャメチャ安いです。

④G.H.MARTEL & Co(ジー・アッシュ・マーテル)

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最後に紹介するのは小さいカーヴ「G.H.MARTEL」。ここのシャンパンはピノ・ノワールを主体で黒ブドウの味と香りがしっかりしており、「Cuvée Louise」等の高級シャンパンと同じ志向のシャンパンになっています。料理とあわせずともシャンパンだけで十分に楽しめるしっかりしたシャンパンがばかりです。日本では見かけたことがないのですが、値段も手頃で美味しいシャンパンなので、どこかの代理店が輸入してくれるのを期待してます。

3.カーヴ巡りの心得

①予約

カーヴに行く前にかならず予約しましょう。日本で旅行代理店を通じて予約するのもいいですが、それだと高く付いてしまうので、現地で予約するのもありです。ランス駅前に観光インフォメーションがあるので、そこのオバちゃんと話して予約してもらうとオススメの巡り方とかいろいろ聞けるので楽です。支払いもインフォメーションで行えます。ちなみにどのツアーも20ユーロ前後の値お段です。日本の代理店にツアーを頼むと200ユーロとか簡単に取られるので気をつけて下さいね。

②防寒

カーヴは地下にあるので、夏でも寒いです。女性はカーディガンを持っていくことをおすすめします。

4.最後に

ランスはパリからTGVで1時間以内で行けるので、シャンパン好きの人は行ってみると楽しい街だと思います。シャンパンの作り方や歴史を知ると、飲むときにもっと楽しく深く味わえると思います。

ちなみに、ドン・ペリニヨンモエ・エ・シャンドンで有名な「MOET CHANDON社」はランスからちょっと遠いので私は行くのを諦めました。 「MOET CHANDON社」のカーヴには日本人のツアー解説者がいるそうなので、英語が苦手な人はこちらを訪れるといいかもですね。