柴崎岳選手の不安障害について
2017年1月末に鹿島アントラーズからスペイン2部のテネリフェに移籍した柴崎岳選手に心配なニュースが報道されています。
柴崎岳選手が「不安障害」の可能性が高く、受診を勧めされているとのニュースです。体重が5~6キロ減ったなどの情報が飛び交っています。実際、写真の柴崎岳選手は痩せているように見えるので心配です。
目次
1.不安障害とは?
柴崎岳選手が罹っている可能性のある「不安障害」とはどんなものなのかを調べました。以下、厚生労働省のHPから引用です。
「不安障害」というのは、精神疾患の中で、不安を主症状とする疾患群をまとめた名称です。その中には、特徴的な不安症状を呈するものや、原因がトラウマ体験によるもの、体の病気や物質によるものなど、様々なものが含まれています。中でもパニック障害は、不安が典型的な形をとって現れている点で、不安障害を代表する疾患といえます。(厚生労働省HPより引用)
2.不安障害の症状
「不安障害」になるとどのような症状が出るのか、厚生労働省HPより引用しました。
不安障害の主症状は不安です。不安とは漠然とした恐れの感情で、誰でも経験するものですが、はっきりした理由がないのに、あるいは理由があってもそれと不釣り合いに強く、または繰り返し起きたり、いつまでも続いたりするのが病的な不安です。(厚生労働省HPより引用)
3.治療法
治療法には薬物療法と精神療法があるようです。柴崎岳選手はサッカー選手なので、ドーピング規約もあるので、薬物療法が可能なのかが心配です。
不安障害の治療は、薬物療法と精神療法に分けられます。パニック障害でも抗うつ薬のSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)と抗不安薬のベンゾジアゼピン誘導体(BZD)を中心とした薬物療法と精神療法である認知行動療法を基本として行います。(厚生労働省HPより引用)
4.最後に
普段サッカーをスタジアムやテレビで見ているときは、選手は力強く超人のように思えますが、実際には普通に生活する我々と同じ人間であるということを再認識しました。サッカー選手のみならずスポーツ選手は不安定でプレッシャーが強く、先の見えない生活を強いられています。彼らのうちの一定数が精神的な問題を抱えていても何の不思議もありません。実際に「現役サッカー選手の26%に精神疾患が認められる」との調査もあるくらいです。彼らに必要なのは、根性ではなく、適切な治療です。頑張れと応援するだけでなく、彼らをメンタル的にサポートできる体制こそがいま必要とされるものだと思います。