岩井俊二のススメ
大好きな岩井俊二監督の映画をおすすめします。
NURUMEのオススメ度は以下の意味合いです。
三つ星 複数回見る価値がある卓越した映画
二つ星 一度は見るべき価値がある素晴らしい映画
一つ星 見ても損は無い映画
目次
- 岩井俊二とは?
- 1.リップヴァンウィンクルの花嫁
- 2.花とアリス
- 3.リリィ・シュシュのすべて
- 4.式日
- 5.四月物語
- 6.スワロウテイルバタフライ
- 7.FRIED DRAGON FISH
- 8.PiCniC
- 9.打ち上げ花火、上から見るか?横から見るか?
- 10.Love Letter
- 11.UNDO
岩井俊二とは?
[1963~ ]映画監督・映像作家。宮城の生まれ。プロモーションビデオの制作、テレビドラマの監督・脚本を経て映画監督となる。初の長編映画「Love Letter」は各種の映画賞を受賞、中国や韓国でも多くの観客を獲得した。他に「スワロウテイル」「リリィ・シュシュのすべて」など。
(デジタル大辞泉より)
1.リップヴァンウィンクルの花嫁
NURUMEのオススメ度:☆☆☆
岩井俊二監督の最新作。
黒木華専用映画。彼女の魅力が最大限に発揮された作品。
4時間と長尺の映画だが、まったく気にならない面白さ。
黒木華が「高校教師」の主題歌「ぼくたちの失敗」を歌うシーンが最高にいい!!
失礼な話だが、岩井俊二監督のいい映画が再び見れるとは思っていなかったので、この映画を見た時にはすごく嬉しい気持ちになりました。
自分の中に残る思春期的な感性が否応なく刺激される作品。
2016年公開。
2.花とアリス
NURUMEのオススメ度:☆☆
蒼井優と鈴木杏のもっともセンシティブで美しい刹那な少女性を切り取ったある意味フェチい作品。
思春期ど真ん中でこの作品を見てしまった人は、蒼井優の美しいトラウマから逃れられなくなる。
2004年公開。
3.リリィ・シュシュのすべて
NURUMEのオススメ度:☆☆
リリィシュシュという架空の歌手をめぐる人々の物語。音楽と映像、若い俳優達の刹那な瞬間が切り取とられ、この時代、この監督でしか撮ることが叶わなかっただろう時代の傑作。この時代に傷ついた青春を送ったすべての人の心に訴えてくる作品。必見。
2001年公開。
4.式日
NURUMEのオススメ度:☆☆
庵野秀明監督作品。スティーブン・セガールの娘、藤谷文子と岩井俊二が主演。岩井俊二は「カントクこと庵野秀明の役」として出演している。庵野秀明監督の故郷である山口県宇部市の工業地帯で撮影されいて、電柱とか電線とか電車とかエヴァ的要素がふんだんに散りばめられた作品となっている。庵野秀明にとって空白の時間とも言える旧劇と新劇とをつなぐ一つのピースであり、エヴァの呪縛から逃れられない庵野秀明ファンの道標ともなった。
この頃の庵野秀明の虚しさや拠り所のなさが低迷期の岩井俊二の演技と重なり、藤谷文子の分裂病的な演技とあいまって、現実か虚構なのか、なにを見せられているのか分からなくなるところがすごくGOOD。
2000年公開。
5.四月物語
NURUMEのオススメ度:☆
とにかく松たか子。雨をふらせて松たか子。草むらに松たか子。男の主役の顔なんて覚えていません(田辺誠一なんだけど)。松たか子の可憐さ、健康美、おぼこっぽさを存分に発揮した作品。松たか子好きにオススメ。
1998年公開。
6.スワロウテイルバタフライ
NURUMEのオススメ度:☆☆☆
ただのおしゃれ映画じゃありません。
Charaが主演し、主題歌「Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜」を歌っている。この歌は小林武史が作った曲であり、映画のすべてが90年代を代表するものとなっている。
90年代半ばのうるさくも虚しい世界を見たいならこの映画を見るべき。
岩井俊二監督の一番の代表作。
1996年公開。
7.FRIED DRAGON FISH
NURUMEのオススメ度:☆
浅野忠信主演。男が主演という岩井俊二監督にしてはめずらしい映画。
若くてセクシーな浅野忠信が見たい人におすすめ。
1996年公開。
8.PiCniC
NURUMEのオススメ度:☆☆
「リップヴァンウィンクルの花嫁」を見たことで、再度見たくなったのでAppleTVで見た作品。Charaと浅野忠信が主演。二人の結婚のきっかけとなった。岩井俊二はリップヴァンウィンクルでもCoccoを使っているように、女性歌手を上手く撮りますよね。
1996年公開。
9.打ち上げ花火、上から見るか?横から見るか?
NURUMEのオススメ度:(☆無し)
奥菜恵が主演。彼女が、まだ本当の美少女だった時代の作品。
奥菜恵にそこまで魅力を感じれなかったので、星無し。
1995年公開。
10.Love Letter
NURUMEのオススメ度:(☆無し)
まだ美少女だけを追いかける前の岩井俊二。
大人の男女を描こうとしている。
ちなみに渋谷のBAR「八月の鯨」は、映画を題材にしたカクテルを作ってくれるお店だが、LoveLetterを題材にしたカクテルもあるとかないとか。
1995年公開。
11.UNDO
NURUMEのオススメ度:☆☆☆
岩井俊二作品で一番好きな作品。
すごくフェチな映画。
山口智子が歯の矯正治療が終わって、矯正器具を外して、キスをするシーンがすごくフェチ。
後半の熱のこもった豊川悦司の演技はちょっと怖い。
1994年公開。